2,おはなし好きの子どもたち


ある日、あたしの住む地域(ちいき)の、小学校から

「子どもたちに、おはなしを聞かせてくれませんか?」

、おさそいがあり、≪おはなし≫をとどけることになりました。



はじめて、お話会をする小学校の先生方は、


先生  「45分も、おとなしく聞く事ができるでしょうか?」

     「子どもたち、うるさいかもしれませんが・・・。」


など、とても心配されていました。



これまであたしたちは、この地域の幼稚園(ようちえん)や、保育所(ほいくしょ)へ、

6年以上にわたって
、おはなしをとどけてきました。


この小学校には、その幼稚園や保育園で、

おはなしを聞いたことのある子どもたちが
、通っているはずです。


私たちはその子たちをたよりに教室へ向かいました。



あたし  「ろうそくをつけておはなしを聞いたことのある人いますかぁ。」

小学生  「は〜い、ぼく、幼稚園で聞いたことある。」

小学生  「あっ!わたしも〜。」


と何人かの子たちが、手を上げてくれました。



あたしが、おはなしの題名をつたえると・・・


もう、その子たちは、おはなしを聞こうと、目をかがやかせています。

一度もおはなしを聞いたことのない子どもたちも、

その子たちの、雰囲気(ふんいき)につられ、

「どんな、おはなしかなぁ。」と、おはなしへの期待がふくらみます。




おはなしの世界で、遊んだことがある子たちは、

おはなしの世界の入口をよく知っています。

そして、友だちといっしょに、おはなしの世界へ行く楽しみも、

とても、よく知っています。



そして・・・

その後も、あたしが、この小学校の子どもたちと

いろんなお話の世界を、楽しんだことは、おわかりでしょう。


      お茶とクッキーをどうぞ♪・・・・・・・・・・つぎのおはなしへ



おはなしの部屋の入口へ