番外編 第1回 暗記法(あんきほう)

 ドイツ語暗記法、伝授(でんじゅ)します!

始めたばかりのドイツ語教室、とってもわかりやすいし、楽しい!
というおたよりをあちこちからいただいて、とってもよろこんでいます!

さて、せっかく勉強するいじょう、しっかりおぼえたいですよね。
みなさんは、どうやっておぼえていますか?

読んでは、そらで言ってみて、暗記する? 
これだと、なかなかおぼえられませんね。
おぼえたと思うと、またすぐわすれちゃったりしますね。
これはね、一番効率(こうりつ)悪い方法だからなの。

≪あけみのドイツ語おもしろ教室≫は、これから、
【あいさつ編】 1.2.3・・・
 【会話編】  1.2.3・・・
と言うように、いつでも、それまでのすきなところを
もう一度、見られるようにしていきます。
そうすれば、いつでも見たい時に、
何回でも、すきなところが見られるでしょう。

そしておぼえるコツは・・・

見るだけではなくて、自分のあらゆる感覚(かんかく)を使うことなの!

まず、自分がウィーンにいるところを想像(そうぞう)してみて下さい。
もちろん、ミュンヒェンでも、ベルリンでも行きたいところね。
あなたの前に、オーストリア人かドイツ人が立っています。

その人は、どんな人?男の人?女の人?
目の色やかみの毛は?年はいくつくらい?
着ているものは?場所は?まちの通り?
それとも、カフェの中?公園?

大すきな映画俳優(えいがはいゆう)や、歌手がいたら、
その人を相手に、ドイツ語を話しちゃいましょう。
シュワちゃんは、ほんとうにオーストリア人よ。

とにかく、どんな人と、どんな所にいるのか
はっきり、目にうかぶように具体的(ぐたいてき)に思いうかべてね。

さあ、これからあいさつをしましょう。

その人の目を見て、にっこりしながら、手をさし出し、
握手(あくしゅ)のしぐさをしながら・・・

「Guten Tag, Akemi !(=グーテン・ターク、あけみ!)
〔=自分の名前を言ってね〕」と言って見ましょう。


ほら、相手の人があなたににっこりして、言っていますよ。


「Guten Tag, Peter!(=グーテン・ターク、ペーター!)」とか、
「Guten Tag, Brigitte!(= グーテン・ターク、ブリギッテ!)」って。


それから、今のシーンを思いうかべながら、字に書いてみましょう。
字はね、カタカナじゃなくて、ドイツ語でね。
それを、じっと見たり、書いたり、発音したりしているうちに
発音のルールとか、いろんなことが頭に入って来るからね。

そして今度は、それを口に出して言って見ましょう。
発音に注意して、耳でもしっかり聞きます。

そして、次には、何度も、何度も書いて見ます。
さらに、シーンを思いうかべながら、また、言って見ます。

ほぉーら、これで、その時のシーンといっしょに
にっこりと話している自分が、言葉ごと頭に入ったでしょう。

シーンといっしょに、言葉をおぼえれば
頭にのこる確率(かくりつ)が、グーンと上がるのよ。


じっさいに、手を出して、握手(あくしゅ)のしぐさも、いっしょにする・・・、
つまり、全部の器官(きかん)を使うと、
おぼえる確率(かくりつ)は、グンとあがるのよ。
(ただ、書いてあるのを見て暗記するのだと20%、全部を使うと、90%!)

だからシーンを思いうかべる
想像力(そうぞうりょく)と、
話している自分の声を
聞く耳と、
それからじっさいに字を書いてみる
手の動きと、
またそれを
見る目と、しぐさをする体の動きと、
できるかぎり全てを使ってみてくださいね。
それを何回かくり返せば、
かくじつにおぼえられます!

どうぞ、みんな、ためしてみて!
心の中で、ドイツ語圏(けん)のすきな町にワープして、
すてきな人と話しながら、おぼえて行って下さいね!

では、成功(せいこう)をいのりま〜す! 

Guten Erfolg !(=グーテン・エアフォルク!)



ちび
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